偉大なるスーパースターを発見して育てた、まったく異なるタイプの二人のスーパーマネージャー
1965年8月27日のエルヴィスとビートルズとの面会は、パーカー大佐のほうから積極的にしかけたといわれている。 ビートルズがテレビ「エド・サリヴァン・ショー」への初出演を果たした1964年2月9日、パーカー大佐はエルヴィス・プレスリーの名前で電報を届けていた。本番が始まる30分前にそれを見つけて喜び、大きな声で読み上げたのがボール・マッカートニーだった。...
View Articleビートルズの4人とエルヴィス・プレスリーが一堂に会した夜
「史上最も成功したソロ・アーティスト」とギネスに認定されたエルヴィス・プレスリー。 「史上最も成功したグループ・アーティスト」とギネスに認定されたビートルズ。 新旧を代表するスーパースター同士による面会が実現したのは、1965年8月27日のことだった。...
View ArticleAlison〜ウディ・アレンの映画のような傑作ラブソング
エルヴィス・コステロ。本名はデクラン・パトリック・アロイシャス・マクマナスという。1954年8月25日、ロンドンで生まれた彼のステージネームは、憧れのエルヴィス・プレスリーと父方の祖母の旧姓に由来している。 血統(ルーツ)でもあるコステロの姓は、アイルランド系に多い苗字。ミュージシャンだった父親がもらってくる大量の試聴用レコードに囲まれて育ったコステロ少年は、幼少から音楽に慣れ親しんでいた。...
View Article「長崎は今日も雨だった」~エルヴィス・プレスリーとドゥーワップから生まれた新しい日本の歌だった
「長崎は今日も雨だった」は、RCAレーベルのディレクターになった山田競生が最初に手がけたアーティスト、内山田洋とクール・ ファイブの記念すべきデビュー曲である。 山田は明治大学に在学中からプロのハワイアンバンドでベースを弾いていたが、1958年からは10年間にわたって和田弘とマヒナスターズのベーシストとして活躍した。...
View Articleアメリカン・ポップスの黄金時代を牽引するリーバー&ストーラーが脚光を浴びた「ハウンド・ドッグ」
アメリカン・ポップスの黄金時代を牽引したジョニー・リーバー&マーク・ストーラーが書いた最初のナンバーワン・ヒットは、ゆったりしたルンバのリズムの乗せたシンプルなブルースだったので、楽曲を作るのには15分もかからなかったという。 「ハウンド・ドッグ」は、1952年8月13日にR&B歌手のビッグ・ママ・ソーントンによってレコーティングされて、翌年にリリースされてR&Bチャートで1位になった。...
View Article安井かずみや平尾昌晃というソングライターを通じて歌謡曲にも影響を与えていたエルヴィス・プレスリー
エルヴィス・プレスリーがアメリカだけでなく、世界的に人気歌手の地位を確立したのは1956年のこと。ヨーロッパや日本でも大ヒットした「ハート・ブレイク・ホテル」からだ。 アメリカではエルヴィスにとって初のビルボード・チャート1位になり、売り上げも200万枚を突破して初のゴールドレコードをもたらした。...
View Article歌や音楽だけでなく動きでも観るものを魅了したエルヴィス・プレスリー
誰もが聴いたら忘れられないであろう、印象的なイントロから始まるイーグルスの代表曲「ホテル・カリフォルニア」。 この曲を書いたことでも知られるギタリストのドン・フェルダーは、ロックの世界に憧れるようになったきっかけとして、幼い頃にテレビで観たエルヴィス・プレスリーを挙げている。 それは1957年、人気番組の「エド・サリヴァン・ショー」に、エルヴィスが3回目の出演を果たしたときのことだ。...
View Article「監獄ロック」~最盛期に最高の映画が公開されなかったエルヴィスと日本の不幸なめぐり合わせ
1957年秋に公開されたエルヴィス・プレスリーが主演する映画『監獄ロック』は、彼が出演した31本の作品の中でも爆発的な人気を博したことや、生き生きとした歌と踊りの場面があったことから、傑作だという声が多い。 デビュー前のエルヴィスを思わせる若者が、主人公となって物語は展開していく。...
View Articleフランク・シナトラのTVショーに呼ばれて「ラヴ・ミー・テンダー」で共演したエルヴィス
エルヴィス・プレスリーが2年間の兵役を終えてアメリカ陸軍を除隊した後、最初に行った仕事はTVの特別番組『フランク・シナトラ・タイメックス・ショー』へのゲスト出演だった。...
View Article歌う楽曲を自分で選んでプロデュースし、未来を先取りしていたエルヴィス・プレスリー
1965年にロスアンゼルスで設立されたダンヒルは、プロデューサーのルー・アドラーによる新興レーベルだったが、初陣を飾ったバリー・マクガイアの「明日なき世界」が全米1位の大ヒットになった。 それに続いてママス・アンド・パパスの「夢のカリフォルニア」「マンデー・マンデー」が次々にヒットし、グラスルーツなどを輩出して短期間で大成功を収めた。...
View Articleテレビ出演で猟犬に向かって「ハウンド・ドッグ」を歌わせられたエルヴィスの屈辱
1950年代半ば、アメリカでは一般家庭にテレビの普及が進んでいた。 そこで、エルヴィスのマネージメントを手がけるパーカー大佐は、新しいメディアの影響力を最大限に利用しようと考えた。 最初のテレビ出演が行われたのは1956年1月28日、メジャーのRCAに移籍して最初のシングル「ハートブレイク・ホテル」が発売された翌日のことだ。...
View Article「ハートブレイク・ホテル」誕生秘話 ~ 60年の時を経て明かされた謎とは?
エルヴィス・プレスリーが「ハートブレイク・ホテル」で、初めて全米1位を獲得したのは1956年3月3日のことだ。 それは、田舎町から出てきた若者の人気が本物であることが証明された瞬間であり、20世紀の音楽史が新たな時代を迎えた瞬間でもあった。 この曲がのちのロックシーンに与えた影響の大きさは計り知れず、ビートルズのメンバーを筆頭に、この曲によって人生が変わったというミュージシャンは数知れない。...
View Articleエルヴィスの一言によって永遠のラヴソングとなった「好きにならずにいられない」
賢者が言うには 恋を焦るのは愚か者 でも僕は 君と恋に落ちる自分を どうすることもできないのさ 映画「ブルーハワイ」の挿入歌として使用されたエルヴィス・プレスリーの「好きにならずにいられない」(Can’t Help Falling in...
View Articleエルヴィスが友人たちの前で生前最後に歌った別れの歌
1998年。ジョニー・キャッシュは、キャリア最後となるライブ・アルバムをウィリー・ネルソンとの共演という形で発表している。 『VH1...
View Articleエルヴィス・プレスリーの「ラヴ・ミー・テンダー」と忌野清志郎によるカヴァ―
エルヴィス・プレスリーの初主演映画は南北戦争を舞台にした西部劇だった。「The Reno Brothers(原題・リノ兄弟)」のために作られた「ラヴ・ミー・テンダー(Love Me Tender)」は、レコードが発売される前からすでにゴールド・ディスクと認定された。...
View Articleかつての栄光の歌手という道が始まった~坂本九の27歳
エルヴィス・プレスリーに憧れてロックンロールに目覚めた坂本九が、バンドボーイを振り出しに米軍キャンプやジャズ喫茶でのライブで経験を積み、「日劇ウェスタンカーニバル」の舞台に立ったのは1958年の夏のことだ。 そのとき坂本は18歳で、歌ったのはリトル・リチャードのカヴァー曲だった「センド・ミー・サム・ラヴィン」。...
View Articleエルヴィス、キャッシュ、パーキンス、ルイスによる奇跡のセッション「ミリオンダラー・カルテット」
世界中にロックンロールが広まったエポック・メイキングな1956年も、そろそろ終わりが近づいてきた12月4日。いくつもの偶然が重なりあったことから、音楽史に残る奇跡のセッションがメンフィスのスタジオで起こった。 全米の若者を熱狂の渦に巻き込んでいたエルヴィス・プレスリーが、インディーズ時代を過ごしたテネシー州メンフィスにある古巣のサン・レコードを、何の予告もなく訪れたのがことの始まりだった。...
View Article追悼・平尾昌晃~ロカビリー・ブームの立役者でNo.1シンガーだった20歳の平尾昌晃
日本にロックンロールが上陸したのは、映画『暴力教室』が公開された1955年8月21日と言っていいだろう。非行化防止のために青少年に観覧させないようにと、当時の文部省は地方の教育委員会に通達を出している。 ジャズのヴォーカル・スクールに通う17歳だった平尾昌晃は、ロックンロールの衝撃をこう語った。...
View Article“ニューヨークのため息”ヘレン・メリルの歌声に酔いしれて…
7月21日は、“ニューヨークのため息”と呼ばれるジャズ歌手ヘレン・メリル誕生日です。 1930年にNYで生まれたヘレンは、クロアチア(旧ユーゴスラビア)移民の子としてブロンクスで育ち、14歳の時からプロ歌手となり、ブロンクスのThe845Clubで歌い始める。若くしてマイルス・デイビスやディジー・ガレスビー、バド・パウエルといったジャズの巨人達との共演を経験し、その歌声に磨きをかけていく。...
View Article1970年代ヒットチャート&アーティスト総括(アルバム編)
「TAP the CHART」第67回は、1970年代のアルバムチャートを総括。 【1970s TOP 20 ALBUMS】 *ランキングはBillboardチャートのデータをもとに作成。( )内はリリース年。 ❶Rumours / Fleetwood Mac(1977) ❷Saturday Night Fever / Bee Gees(1977) ❸Tapestry / Carole...
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